2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

2016年10月09日/ 川畑アキラ/ 相馬圭二

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二 ザ・コブラツイスターズ二人旅@大船・花いちぜん

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

「二人旅」行脚中のザ・コブラツイスターズ。都内でのライヴに行かれるタイミングが合わずに今日は大船花いちぜんに仕事を終えて駆けつけました。折しも「大船ライブパーティー」という、あちこちの店やライヴハウスで開催されているステージをハシゴできるという街を挙げてのイヴェントの一環で、そんな雰囲気も手伝っていつもより更に楽しいライヴとなりました。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

パーティーの幕開けは「夢の旅人」。コブツイのヒットシングルというだけでなく、この二人旅ツアーのテーマ曲的な存在となっているこの曲は、それだけでなくアキラさん相馬さんが学生時代から共にミュージシャンとして歩んできた「旅」をも表しているかのようです。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

そんな旅路を立ち止まって振り返っているだけではなく、今を確実に歩き前に進んでいく姿をはっきりと見せてくれているのは、今日も4曲披露された現在着々と制作が進行しているというニューアルバム、そしてそれを待ちかねて来月には先行シングルとして発表される新曲の数々です。コブツイらしさを十分に残しつつも新たな感覚のこれらの曲が音源となり、自分の日々の生活に再び溶け込んでいく日が今から楽しみです。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

もちろんお二人が歩んできた旅の道程で生まれた名曲の中からも前半は「甦る人々」「マーブイユシ~魂寄せ~」というライヴ定番曲がセットイン。加えて旅の途中でそれぞれの道を歩んだ時のソロナンバーから、相馬さんの「雪解け」アキラさんの「シンガーソングランナー」も歌われました。コブツイとしてのライヴだけに、前回新大久保でのライヴの時のように新曲も含めたコブツイナンバーでがっつり固めてくれるのが自分にはベストなのですが、会場に集まったファンの方々もそれぞれ望むものが違いますもんね。十数曲のセットリストでみんなの想いを叶えるのだから、毎回相当悩まれるのだろうなぁと思います。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

そんな毎回変わるセットリストの中で、こうして足繁く通っていると今日のスペシャルというような、普段あまり聴けないような曲が数曲入ればそれで大満足ですし、毎回それが楽しみな訳で、今夜もそんな嬉しいサプライズがありました。2004年にリリースされた名盤「藪蛇」が再発されたということで、二部のオープニングでいきなり繰り出されたイントロはなんとその中の「カモメと水平線」。久しぶりにライヴで聴く事ができました。この曲、アキラさんの出身地である与論島の民話をもとに作られたそうなんですが、その民話を読んだのが東京の中野図書館だったというトークに大爆笑でした。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

もう1曲のサプライズは1984年にロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ナイル・ロジャースといった錚々たるメンバーで結成されたスーパーバンド、The Honeydrippersがカヴァーして大ヒットした、相馬さんが大のお気に入りというナンバー「Sea of Love」です。このお二人のユニットで洋楽曲を取り上げるというのも珍しく、これも「ライブパーティー」という今夜のお祭りの空気が生んだサプライズかもしれません。フィンガースナップがぴったりのゆったりと心地よいこのナンバーに続いて演奏されたコブツイファーストアルバムからの「光と瞬間のブルース」への流れが、考えもしなかったくらいハマっていてなんとも心地良い感じでした。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

二部の最後はでっかく生きようというキラーチューン「七つの海を渡れ~どんぶらこ」の熱演で大いに盛り上がって終了です。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

アンコールに応えて戻って来てくれた二人の旅人が選んでくれた曲が、これまた「藪蛇」に収録されていて、アキラさんのソロライヴでもたまにしか聴く事のできない名曲「黒潮の道」です。この日のライヴのあとはソロとして恒例のアイランドツアーに船出するアキラさんの想いが込められているかのようでした。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

そしてもう1曲は大船だけに大船に乗った気持ちでというアキラさんのパシフィックジョーク(?)で紹介された「運命船サラバ号出発」で、途中相馬さんが挟んで来たのは船繋がりでまさかの「舟歌」。「運命船」にインサートされる相馬さん熱唱のド演歌がたまりません。そして最後の「ハッ!ハッ!」もいつもより多く回しております状態で、相馬さんが酸欠にならないか?と心配になるほど。お客さんもみんな笑顔で旅人の門出を見送って本日のライヴは終了です。

2016.10.9 川畑アキラx相馬圭二@大船・花いちぜん

ライヴで何度か耳にした新曲数曲が回を追うごとにどんどんくっきりとしたコブツイカラーに彩られていくのが聴いていて楽しいし、自分にとってはサプライズな選曲もあり、これだからまた通っちゃうんだよなぁって思いながら、めっきり涼しくなった夜風に吹かれながら会場を後にしました。


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Posted by Ken2 at 23:59│Comments(0)
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