2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

2016年11月13日/ 川畑アキラ/ 相馬圭二

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二 ザ・コブラツイスターズ二人旅@上田・いちゃりBar・Nomado

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

オッカケ。自分で言うのもなんですがとても愚直な行為だと思うのです。それも時間と旅費をかけて十数曲のライヴを見に行くって好きじゃなきゃできません。そこまでして会場に足を運ぶのは、その会場で聴きたい場所だという事もあります。それに加えてライヴというのはやはり一期一会なのです。その日のライヴはその日だけの、その時だけのもの。同じツアーのステージを何度も見に行っても、それは毎回違うものであるし、曲目を変えてくれたりしたら尚の事です。そんな基本な事を改めて感じ、だからまた遠征しちゃうんだよなぁという思いになった、そんな今日のライヴでした。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

紅葉広がる裾野から頂には雪帽子をかぶった浅間山を眺めつつ新幹線はあっという間に長野・上田駅に到着しました。秋の観光シーズン日曜日とあって、多くの観光客が城や山や温泉に向かう中今日の会場Nomadoへ。今回が2度目なのですが、安心して音に身を委ねる事のできる大好きなお店です。明るい秋の日差しが優しく窓から降り注ぐ中、昼下がりのライヴのスタートです。オープニング、相馬さんのギターのイントロに乗ってアキラさんの「夢の〜」に続いてお客さんの「旅人!」のレスポンスでスタートです。いいなぁ、コブツイだなぁともうそれだけでニマニマです。続けてまさかのセットインの「風が吹いたら」‼︎ コブツイ2ndアルバムの中の1曲なのですが、前にライヴで聴いたのはいつだか記憶にさえないサプライズ選曲です。これだからオッカケ止められないんだよなぁ。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

前夜は新潟の浦佐でライヴがあり、早起きして信州に移動して昼下りのライヴでかなり疲れているのでしょうが、それを払拭するためなのかアキラさんが異様にハイテンション。もうMCが縦横無尽に軌道を逸し、落とし所がどこなのか良くわからないうちに「甦る人々」へ。今日のアキラさん、面白い!長年の付き合いの相馬さんも噛み合い様がないほどでした。もちろん曲が始まればビシッと聴かせてくれるのですが、ふとした時にさっきの話はなんだったのだろうと脳裏をよぎる感覚です。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

ここで1曲ずつソロ曲のコーナーがあり、まずは相馬さんが「雪解け」を聴かせてくれ、続くアキラさんは久しぶりに「忘れたんじゃない 思い出さなくなるだけさ」をこの名曲が生まれた背景の紹介と共に歌ってくれました。曲って、作られたミュージシャンの人生の一コマなんだなぁと改めて染み入りました。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

懐かしいナンバーまさかの嬉しい選曲が詰まった一部の最後は「マーブイユシ〜魂寄せ〜」の大合唱で締めくくられ、後半への期待が高まりました。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

今回の二人旅に合わせて現在新曲をレコーディング中という事で、二部は新しい曲からのスタートです。おっ、第2部のステージは新曲ガンガン聴かせてくれるのかなと思っていたら、間髪入れずに♪アイヤーイヤーイヤー…と。ウホッ!まさかの「カモメと水平線」です。このツアーに合わせて入手困難になっていた2004年のミニアルバム「薮蛇」が重版された事もあり、その中からのチョイスです。続いてはさらに時代は遡り永谷園のCMでも使われた2002年のコブツイ9枚目のシングル「いつかの少年」をしっとりと聴かせてくれて大満足。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

ここからは間も無くリリースされるニューシングル収録の2曲、アキラさんのブルースハープが彩りを添える「あなたを連れて歩きたい」、そして自然とカラダが動き出すウキウキナンバー「ハレバレ」は曲調こそ正反対ながらどちらもコブツイらしいナンバーです。MCでデビュー前の井の頭公園でのストリートライヴの話や、ライヴハウスのオーディションの話などを懐かしそうに語りながらも、新曲でまたこうして我々を楽しませてくれ、コブツイが現在進行形"ing"のバンドなんだという事を知らしめてくれました。新旧、ソロナンバーとバランス良く配された今日のセットのラストは「七つの海を渡れ 〜どんぶらこ」熱演で幕を閉じました。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

アンコールはこれから雪の季節を迎える信州でその先の季節に思いを馳せて「サクラサク」と、オーラスはこの曲でなきゃねの「運命船サラバ号出発」です。「運命船」では最近途中で相馬さんがあっと驚く小ネタをぶち込んで歌うので楽しみなのですが、今回はなんと「薮蛇」の中から密かな人気曲「土の子」のサビを投入です。昼下がりの明るさの中♪ツチノコツチノコツチノコ大地の子〜って一緒に歌う自分たちは異様な空気感ですっかり魅了されました。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado

こうして終了した今日のライヴは、冒頭に述べたようにすべての面で遠征して行って良かった、オッカケしがいのあったライヴとなりました。まだまだ続くこのツアー、次回のオッカケが今から楽しみです。秋の雲が茜色に染まる空を見上げながら駅へと向かい、振り返ると山の稜線の上にぽっかりと顔を出したスーパームーン前夜の大きな月が優しく見送ってくれていました。

2016.11.13 川畑アキラ X 相馬圭二@上田・いちゃりBar・Nomado


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Posted by Ken2 at 23:59│Comments(0)
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