2018.4.8 ◎ターシ@bar YaYa ebisu
2018年04月08日/ ◎ターシ
2018.4.8 ◎ターシ このうえないLIVE!東京@bar YaYa ebisu

昨年11月に◎ターシさんの歌声に出会い一”耳”惚れし、年末に初めてソロのライヴを聴かせてもらい、まだ5カ月目なのにもう3回目のライヴです。まるで同じ町内に住んでいらっしゃるかのような頻度ですが、ムーミンのスナフキンのようにギター片手に旅を続けていらっしゃるとは言え、本拠地は沖縄県那覇市。頻度もさることながら通ってしまう自分も一耳惚れがマジ恋になっているようです。今回は日曜の夜。いつも仕事帰りに集まる◎ターシマニアのみなさんも、もうすでに飲んできたりしていていつにも増してまったりとした大人の雰囲気の店内です。

あらかたお客さんも揃ったかなという頃合いで第一部のスタートです。自分自身まだ3回目ですし、持っているCDも與那嶺商会としての2枚だけなので知っている曲が少ない事もあるのですが、自分にとって◎ターシさんのライヴは何を演ったかということよりもトータルの雰囲気、空気、あたたかさ、楽しさが最大の魅力なのです。それでも曲紹介を聞き取ったメモや知っている曲だけ挙げて進めていきますとオープニングからの3曲は「月灯りと君とヨット」「あかばなー」を含むセットで、大体いつもはこの中の1曲を選んで頭の方で歌うのですが、今夜はその3曲を繋げてみましたとの事でした。もうこの3曲で2ヵ月ぶりの◎ターシさんの世界にどっぷりと浸かってしまいました。

最近アメリカで銃規制に向けて立ち上がった高校生の姿に久しぶりの感動を覚えたという話から、今日は想いを込めて唄いますと歌われた「細い三日月と満天の星」は、70年代の映画「いちご白書」を思い起こさせるような青春時代のいろいろな感情が入り混じったような曲で、先ほどの話からの選曲に妙に納得がゆくものがありました。

◎ターシさんは自分と同年代なのでカヴァーされる洋楽曲もドンピシャとツボを突いてくるのですが、今宵取り上げた3曲もどれもバキューンでした。まず第1部に歌われたのはエリック・クラプトンの超名盤「スローハンド」に収められいる「Wonderful Tonight」。名曲というだけでなく◎ターシさんのクリアーな声がスポっとハマりもうたまりません!

オリジナル曲も青春の甘酸っぱい恋心が痛いほど溢れている「約束」「アルバム」とバラード系の曲が続きます。日曜の夜らしくじっくりと聴く曲が並びなんとも良い感じです。楽しいトークを挟み「では1部最後の曲です。」と始まったイントロは僕の大好きな曲「じゅーしぃ食べたらいいさぁ」で、心でやったぁ!とガッツポーズしたのですが、歌が始まる直前で止まり「って1部の最後にこの曲は合わないねぇ」と寸止め。うーん、確かに。替わって歌われたのはこれまたライヴで聴くのを楽しみにしている曲「花鳥風水」だったので文句なしです。

短い休憩を挟みセカンドステージの始まりは「桜、葉桜、世に舞う桜」。今の時季にぴったりの曲で、今夜は最後にこの曲なんだろうと思っていたのでちょっとびっくりでした。そして札幌をテーマにした「SPK」、ドンピシャ洋楽カヴァー2曲目でシンディー・ローパーの「Time After Time」、「センチメンタル」なんとかと紹介された曲と切ない感じの曲が続き「◎ターシのサンデー・バラード・ナイト、お届けしております」と、いつのまにかうっとりと聴き惚れるオトナな夜になっていました。

ここで一転してアップテンポな昭和のフォークソング調の曲「想い出は風の中に」と、同じテンポで明るい響きながら深い曲「パスポートもって」と続きます。この曲は60年代から70年年代にかけての、アメリカの統治下の沖縄で育った少年の気持ちが表れていて、自分の中では音楽で沖縄の流れを感じる上でとても大切な曲となっています。

そして、あれ?このイントロのコード進行ってもしや?と思ってみたものの、いやいやまさかねぇと打ち消してみたのですが、やはり当たっていたのがドンピシャ洋楽カヴァーの3曲目。ドンピシャどころか◎ターシさんにこれ歌われたら泣くでしょう!と言っても過言ではないジャーニーの「Don't Stop Believin'」だったのです!まさかここで、アコギ1本でこの声で聴かれるとは!思わずフルコーラス一緒に口ずさんでしまいました。シンガー・ソングライターの方のライヴでカヴァー曲をベタ褒めするのもどうかですが、今夜一番の大興奮でした。自分だけでなく場内みんな盛り上がってきたところでそのまま「ふくぎ」「僕と空の間」とノリの良い曲でラストスパート。爽快感に包まれたままラストを迎えました。

アンコールでもう1曲。サンデー・バラード・ナイトの最後らしく、しっとりとした「いつも君がそばにいて」です。この曲も歌詞が切ない良い曲です。妄想で歌詞を書くと話されていましたが、時々自分の抱いている感情や想いを見透かされているような部分がありドキッとするのは、ここまでの道程は違っても同じくらい生きてきているからなのかもしれません。

定期的なライヴで自分にとっては3回目だったのですが、サンデー・バラード・ナイトは過去の2回とはまた違った充足感のようなものがありました。特にこの場所でのライヴはお客さんもお店の雰囲気も「音楽を聴く」ための場を作っていて、騒ぐ事もなく音を受け止めているので、きっと◎ターシさん自身も気持ちよくライヴをできるのではないでしょうか。好きな曲、聴きたい曲はたくさんあるのですが、毎回こんな曲もあるんだよ、こんな面もあるんだよと聴かせてくれる事が、冒頭に書いた「何を演ったか」は大きな問題ではないという事なのだと思います。そして何を演ってもそこに◎ターシさんの歌声とギター、そして止まらないトークがあればそれで満足なのです。2ヵ月に一度、こんな風に音に身を委ねられる時間を持てることがとても嬉しいし、自分の日々の生活になくてはならない時間になっているとさえ感じた今宵のサンデー・ナイト・ライヴでした。
昨年11月に◎ターシさんの歌声に出会い一”耳”惚れし、年末に初めてソロのライヴを聴かせてもらい、まだ5カ月目なのにもう3回目のライヴです。まるで同じ町内に住んでいらっしゃるかのような頻度ですが、ムーミンのスナフキンのようにギター片手に旅を続けていらっしゃるとは言え、本拠地は沖縄県那覇市。頻度もさることながら通ってしまう自分も一耳惚れがマジ恋になっているようです。今回は日曜の夜。いつも仕事帰りに集まる◎ターシマニアのみなさんも、もうすでに飲んできたりしていていつにも増してまったりとした大人の雰囲気の店内です。
あらかたお客さんも揃ったかなという頃合いで第一部のスタートです。自分自身まだ3回目ですし、持っているCDも與那嶺商会としての2枚だけなので知っている曲が少ない事もあるのですが、自分にとって◎ターシさんのライヴは何を演ったかということよりもトータルの雰囲気、空気、あたたかさ、楽しさが最大の魅力なのです。それでも曲紹介を聞き取ったメモや知っている曲だけ挙げて進めていきますとオープニングからの3曲は「月灯りと君とヨット」「あかばなー」を含むセットで、大体いつもはこの中の1曲を選んで頭の方で歌うのですが、今夜はその3曲を繋げてみましたとの事でした。もうこの3曲で2ヵ月ぶりの◎ターシさんの世界にどっぷりと浸かってしまいました。
最近アメリカで銃規制に向けて立ち上がった高校生の姿に久しぶりの感動を覚えたという話から、今日は想いを込めて唄いますと歌われた「細い三日月と満天の星」は、70年代の映画「いちご白書」を思い起こさせるような青春時代のいろいろな感情が入り混じったような曲で、先ほどの話からの選曲に妙に納得がゆくものがありました。
◎ターシさんは自分と同年代なのでカヴァーされる洋楽曲もドンピシャとツボを突いてくるのですが、今宵取り上げた3曲もどれもバキューンでした。まず第1部に歌われたのはエリック・クラプトンの超名盤「スローハンド」に収められいる「Wonderful Tonight」。名曲というだけでなく◎ターシさんのクリアーな声がスポっとハマりもうたまりません!
オリジナル曲も青春の甘酸っぱい恋心が痛いほど溢れている「約束」「アルバム」とバラード系の曲が続きます。日曜の夜らしくじっくりと聴く曲が並びなんとも良い感じです。楽しいトークを挟み「では1部最後の曲です。」と始まったイントロは僕の大好きな曲「じゅーしぃ食べたらいいさぁ」で、心でやったぁ!とガッツポーズしたのですが、歌が始まる直前で止まり「って1部の最後にこの曲は合わないねぇ」と寸止め。うーん、確かに。替わって歌われたのはこれまたライヴで聴くのを楽しみにしている曲「花鳥風水」だったので文句なしです。
短い休憩を挟みセカンドステージの始まりは「桜、葉桜、世に舞う桜」。今の時季にぴったりの曲で、今夜は最後にこの曲なんだろうと思っていたのでちょっとびっくりでした。そして札幌をテーマにした「SPK」、ドンピシャ洋楽カヴァー2曲目でシンディー・ローパーの「Time After Time」、「センチメンタル」なんとかと紹介された曲と切ない感じの曲が続き「◎ターシのサンデー・バラード・ナイト、お届けしております」と、いつのまにかうっとりと聴き惚れるオトナな夜になっていました。
ここで一転してアップテンポな昭和のフォークソング調の曲「想い出は風の中に」と、同じテンポで明るい響きながら深い曲「パスポートもって」と続きます。この曲は60年代から70年年代にかけての、アメリカの統治下の沖縄で育った少年の気持ちが表れていて、自分の中では音楽で沖縄の流れを感じる上でとても大切な曲となっています。
そして、あれ?このイントロのコード進行ってもしや?と思ってみたものの、いやいやまさかねぇと打ち消してみたのですが、やはり当たっていたのがドンピシャ洋楽カヴァーの3曲目。ドンピシャどころか◎ターシさんにこれ歌われたら泣くでしょう!と言っても過言ではないジャーニーの「Don't Stop Believin'」だったのです!まさかここで、アコギ1本でこの声で聴かれるとは!思わずフルコーラス一緒に口ずさんでしまいました。シンガー・ソングライターの方のライヴでカヴァー曲をベタ褒めするのもどうかですが、今夜一番の大興奮でした。自分だけでなく場内みんな盛り上がってきたところでそのまま「ふくぎ」「僕と空の間」とノリの良い曲でラストスパート。爽快感に包まれたままラストを迎えました。
アンコールでもう1曲。サンデー・バラード・ナイトの最後らしく、しっとりとした「いつも君がそばにいて」です。この曲も歌詞が切ない良い曲です。妄想で歌詞を書くと話されていましたが、時々自分の抱いている感情や想いを見透かされているような部分がありドキッとするのは、ここまでの道程は違っても同じくらい生きてきているからなのかもしれません。
定期的なライヴで自分にとっては3回目だったのですが、サンデー・バラード・ナイトは過去の2回とはまた違った充足感のようなものがありました。特にこの場所でのライヴはお客さんもお店の雰囲気も「音楽を聴く」ための場を作っていて、騒ぐ事もなく音を受け止めているので、きっと◎ターシさん自身も気持ちよくライヴをできるのではないでしょうか。好きな曲、聴きたい曲はたくさんあるのですが、毎回こんな曲もあるんだよ、こんな面もあるんだよと聴かせてくれる事が、冒頭に書いた「何を演ったか」は大きな問題ではないという事なのだと思います。そして何を演ってもそこに◎ターシさんの歌声とギター、そして止まらないトークがあればそれで満足なのです。2ヵ月に一度、こんな風に音に身を委ねられる時間を持てることがとても嬉しいし、自分の日々の生活になくてはならない時間になっているとさえ感じた今宵のサンデー・ナイト・ライヴでした。
Posted by Ken2 at 23:59│Comments(0)